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公証 · 日本語窓口

認証が担保するのは署名の事実で、中身の正しさではありません

タイの公証は、公証資格を持つ弁護士が行います。担保されるのは、本人が目の前で署名したこと、身分確認が済んだこと、提示された原本と写しが一致していることです。契約内容の妥当性や取引の有効性まで保証するものではなく、提出先の国が求める外務省や大使館の層を置き換えるものでもありません。用途によって必要な層が変わるため、当方は提出先の要件を先に確認します。

日本企業からの依頼が多い書類

  • 取締役の署名認証:本社提出の稟議書類、海外口座の開設、契約書の署名者確認。
  • 会社存続・株主構成の証明:登記機関から取得した書類に英文の説明を添えて提出する形。
  • 財務諸表の認証謄本:親会社の連結確認、海外融資、投資審査。提出済みの版と一致させます。
  • 委任状:権限の範囲、期間、再委任の可否を明記。範囲が曖昧だと差し戻されます。

層と順序を先に決める

対外提出の書類は多くの場合、公証弁護士の認証、外務省領事局の認証、大使館・領事館の認証という順に積み上がります。順序を飛ばすと後段で受理されません。そこで最初に、提出先の国、受理する機関、求められている層、言語の指定という四点を確認します。

受理の判断は相手方が握っているため、必ず通るとは申し上げません。申し上げられるのは、各層の条件を事前に照合し、提出のたびに受領記録を残すことです。

アポスティーユ:2027年2月28日からの変更点

タイは2026年6月30日に「外国公文書の認証を不要とする条約」(1961年ハーグ条約)への加入書を寄託し、同条約は2027年2月28日にタイについて発効します。日本は以前からの締約国です。そのため発効日までは、日本へ提出するタイの書類は「公証弁護士 → タイ外務省領事局 → 在タイ日本大使館」の領事認証ルートが必要で、発効後はタイ・日本間の公文書について、発行国の権限当局が付すアポスティーユが大使館認証に代わるのが原則です。

注意点は三つあります。アポスティーユが証明するのは署名・印章・署名者の資格であり、内容ではありません。タイ側の発行機関や弁護士による公証書の扱いは、タイ外務省が今後示す手続に従います。また非締約国向けの書類は、従来どおり領事認証の順序で進めます。発効日をまたぐ案件は、受理機関がどちらの形式を受け付けるかを先に確認します。

出典:HCCH発表、HCCH締約国一覧、タイ外務省。

日本で作成し、タイで使う書類

日系企業がタイで会社設立、増資、取締役変更を行う際は、本社の登記事項証明書、取締役会議事録、委任状などの提出を求められることがあります。2027年2月28日までは、日本での公証・外務省の証明に加えて在日タイ大使館の認証が一般的に必要で、発効後は日本の外務省が付すアポスティーユで足りるのが原則です。タイの登記機関や銀行はタイ語訳を求めることが多いため、訳文の形式は受理機関の指定に合わせます。

ご用意いただくもの

署名者ご本人の来所とパスポート原本が必要です。会社を代表して署名する場合は、署名権限が読み取れる登記書類も併せてご用意ください。認証は最終稿に対して行うため、認証後に文言を直すと効力が失われます。和文と英文の併記が必要な場合は、事前にお知らせいただければ同一書面内で構成します。

記帳・税務と同じ窓口で扱う理由

認証が必要になる会社書類は、たいてい数字と結びついています。財務諸表、増資、株主変更、納税証明。数字を扱う担当が同じであれば、認証書類と申告内容は自然に一致します。別会社に分かれていると、提出済みの版と異なる報表を認証してしまい、相手方の照合で再提出になる事例が起きます。

対応拠点はコンケン本社とバンコク・ワントンラン区です。他県は提携事務所と連携し、書類の判断は同じ担当チームが継続します。費用と期間は書類の種類と必要な層によって変わるため、要件の確認後にご提示します。

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月次記帳、VAT、決算、税務調査などの疑問をテーマ別の日本語Q&Aにまとめています。

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タイの会計・税務に関するよくある質問

タイで法人を運営される日本企業向けに、記帳代行、VAT、社会保険、決算のポイントをまとめました。料金は取引量に応じた個別見積りです。コールセンターまたは LINE よりご相談ください。

タイ法人の毎月の申告義務は何ですか。

VAT登録事業者は原則として毎月PP.30を提出します。源泉所得税は給与ならPND.1、その他は受取人・所得の区分に応じてPND.3、PND.53、PND.54などを確認します。PP.はVATの様式で、PND.とは別です。社会保険は登録・加入状況と当月の賃金から申告・納付義務を確認します。すべての法人に同じ月次様式が必要とは限りません。

日本語でのやり取りは可能ですか。

希望する報告言語と連絡方法を担当者に伝え、対応可能な範囲を確認してください。日本本社向け資料はタイの法定帳簿・申告書と区別します。日本語の請求書や契約書がある場合も、取引の証拠や現地の記載要件が不足しないかを確認する必要があります。

設立直後で売上がない場合も申告は必要ですか。

タイの有限会社は、売上がなくても帳簿と年次決算の義務が原則として残ります。VAT登録済みなら売上のない月もPP.30を提出しますが、仕入VATや繰越額までゼロとは限りません。源泉税などの月次申告は支払内容から確認します。年次のDBD提出とPND.50は別の期限で管理し、遅延の負担も税額や違反内容ごとに確認します。

駐在員の給与計算と源泉徴収はどう扱いますか。

国内外の支給額、タイでの勤務、居住状況、雇用契約を整理して税務上の扱いを確認します。海外から支払われる給与が一律に非課税になるわけではありません。給与計算、源泉税、社会保険の対象と実際の支払額を分け、委託範囲と申告担当を契約前に確認してください。

監査は毎年必要ですか。

タイの有限会社の年次財務諸表は原則として公認会計士の監査対象です。帳簿作成、独立した監査、総会承認、DBDへの提出、PND.50の法人税申告は別の手続きです。他の法人形態の監査要件を有限会社と同一視せず、監査人の選任と業務範囲を確認してください。

依頼の流れと必要資料を教えてください。

登記書類、VAT 登録の有無、直近の帳簿または銀行取引明細、従業員数をご共有ください。作業量を確認したうえで個別にお見積りします。定額の料金表は掲示していません。

業務開始前に確認する成果物と地域窓口

記帳、申告、年度決算、本社向け報告は、必要範囲を分けて依頼できます。日本語資料の対応可否、報告頻度、申告控えの受渡し、原本の保管と回収方法は、契約前に担当者へ確認してください。以下は業務範囲を相談する際の確認項目であり、すべての契約に含まれる成果物ではありません。

  • 月次残高と日本語説明の対応範囲
  • 実際に提出した申告書と受領控え
  • 不足証憑の確認と追加資料の期限
  • 決算・監査調整の担当と日程

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